サラリーマンは投資をするべきか?

日本でも格差社会が騒がれる昨今、サラリーマンにも投資をすすめるような広告や記事が増えてきた。

一方で、投資に大失敗して借金を背負って人生が破綻してしまう人も少なくない。

サラリーマンの投資はどう考えればいいだろうか。

 

投資で儲けるには大きな元手が必要

富裕層が投資するアクティブファンドというものがある。

アクティブファンドというのは、専門家が投資を行う機関である。

このアクティブファンドが年間どれだけ稼げるかというと、高くても年率30%である。

そして、年率30%を20年も維持できれば驚異的なパフォーマンスのアクティブファンドといわれる。

一般人がこれを超えられる可能性は高くないので、年率30%稼げるとして考えてみる。

 

では、年率30%だとどれだけ儲かるか。元手が10万だとすると、3万である。

3万というのは少なくない額ではあるが、年間で3万しか稼げないのだ。

これでは生きていけない。

 

もし仮にあなたが驚異的なパフォーマンスを上げたとしても、元手が10万円しか用意できなければ、この程度のリターンしか得られない。

一方で、10億円の元手が用意できれば、年間3000万円だ。これだけあれば裕福にくらしていけるだろう。

 

つまり、投資で生活するには大きな元手が必要なのだ。

 

余裕がないサラリーマンはまず給料の高い職業に転職しよう

だから、大きな元手がない給料の少ないサラリーマンは、投資より先に給料の高い仕事を探すべきだ。

 

給料があがる見込みのない会社であれば、一生貧乏であることを甘んじて受け入れるか、給料の高い会社に転職することをお勧めする。

給料が高い会社にどうやったら入れるか考え、行動することが大事だ。

 

もし転職が自分の経歴でかなわないということであれば、起業をしてみるのも一つの手である。失うものが少ないのであれば、起業のリスクは少なくなる。

 

 お金に余裕のあるサラリーマンは投資をしてもいいが…

 一方で、ある程度高収入で余剰資金がある場合は投資で稼ぐことを考えてもいい。

具体的に言うと、投資可能額が100万が最低ラインだろう。

 

100万でもせいぜい年間30万円しか稼げないからそこまで投資に時間を使うべきではない。少し勉強したらほっとけるような投資をするべきである。

 

投資に時間を使いすぎている人をよく見る。

そのときに考えてほしい、あなたの元手で想定リターンはどの程度あるのか。

もしかしたら、その時間に副業のバイトでもしたほうが稼げるのではないだろうか。