サラリーマンが投資をするならなにがいいか?
昨今、投資がよくきかれるようになった。
一概に投資といっても、FXや株、不動産から仮想通貨などまで様々ある。
サラリーマンが投資を行うならどうすればいいか考えてみたい。
レバレッジをかけるのはオススメしない
よく投資を促す記事や広告であるのが、レバレッジをかけて運用しようというものである。
レバレッジとは、10万の元手をもとに100万円分の商品を買うことである。
レバレッジをかければ大きく儲けられるから、少ない元手でも稼げる!と宣伝されるわけだ。
しかし、考えてほしい、そんなうまい話ばかりではない。
損失も同様にレバレッジがかかるのだ。
100万稼げるということは、100万損する可能性があるということだ。
投資で破産する人の多くはレバレッジをかけて投資を行って失敗している。
わかる。元手がそこまで作れないのだろう。
ただ、それだったら、元手が作れるように職を探したり策を練るべきだ。
不動産投資も避けるべき
同様に、不動産投資もリスクが高くてお勧めしない。
よほど不動産が好き、あるいは、目利きであるというのであれば別であるが、不動産は単価が高い。
基本的に住宅ローンを組んで購入することになるだろう。
失敗したときに、負債だけ残るということはよくあることである。
では、どう投資するべきか?
結論を言うと、現在のところの最善解は、S&P500の投資信託を長期的に買って10年以上持ち続けることである。
S&P500とは、アメリカを代表する500社を対象に投資を行うもので、一時的な落ち込みはあるものの、常に上昇している。
というのも、アメリカ経済そのものであり、アメリカ経済は常に拡大しているからある。
もちろん、S&P500の投資信託もリスクがないわけではない。
ドル円の大幅な為替変動やアメリカ経済の衰退といったことが起こる可能性が考えられる。
ただ、その場合は日本経済そのものも大きな打撃を受け混乱状態になると考えられるから、どちらにせよ大変な状況になるだろう。
サラリーマンは投資をするべきか?
日本でも格差社会が騒がれる昨今、サラリーマンにも投資をすすめるような広告や記事が増えてきた。
一方で、投資に大失敗して借金を背負って人生が破綻してしまう人も少なくない。
サラリーマンの投資はどう考えればいいだろうか。
投資で儲けるには大きな元手が必要
富裕層が投資するアクティブファンドというものがある。
アクティブファンドというのは、専門家が投資を行う機関である。
このアクティブファンドが年間どれだけ稼げるかというと、高くても年率30%である。
そして、年率30%を20年も維持できれば驚異的なパフォーマンスのアクティブファンドといわれる。
一般人がこれを超えられる可能性は高くないので、年率30%稼げるとして考えてみる。
では、年率30%だとどれだけ儲かるか。元手が10万だとすると、3万である。
3万というのは少なくない額ではあるが、年間で3万しか稼げないのだ。
これでは生きていけない。
もし仮にあなたが驚異的なパフォーマンスを上げたとしても、元手が10万円しか用意できなければ、この程度のリターンしか得られない。
一方で、10億円の元手が用意できれば、年間3000万円だ。これだけあれば裕福にくらしていけるだろう。
つまり、投資で生活するには大きな元手が必要なのだ。
余裕がないサラリーマンはまず給料の高い職業に転職しよう
だから、大きな元手がない給料の少ないサラリーマンは、投資より先に給料の高い仕事を探すべきだ。
給料があがる見込みのない会社であれば、一生貧乏であることを甘んじて受け入れるか、給料の高い会社に転職することをお勧めする。
給料が高い会社にどうやったら入れるか考え、行動することが大事だ。
もし転職が自分の経歴でかなわないということであれば、起業をしてみるのも一つの手である。失うものが少ないのであれば、起業のリスクは少なくなる。
お金に余裕のあるサラリーマンは投資をしてもいいが…
一方で、ある程度高収入で余剰資金がある場合は投資で稼ぐことを考えてもいい。
具体的に言うと、投資可能額が100万が最低ラインだろう。
100万でもせいぜい年間30万円しか稼げないからそこまで投資に時間を使うべきではない。少し勉強したらほっとけるような投資をするべきである。
投資に時間を使いすぎている人をよく見る。
そのときに考えてほしい、あなたの元手で想定リターンはどの程度あるのか。
もしかしたら、その時間に副業のバイトでもしたほうが稼げるのではないだろうか。
知っておくべき日本の経営者
日本にも様々な企業の経営者がいるが、あまり知らない人もいる。
そこで絶対に知っておくべき経営者について5人紹介したい。
ソフトバンク 孫 正義
Twitterなどでもとても有名な人。ソフトバンクを作り上げた経営者。
シャープに電子辞書のアイディアを売り、ソフトバンク起業資金としたことが有名。
ソフトバンクはもともとコンピューターソフトウェアの会社だった。
のちに、ボーダフォン・ジャパンを買収することで通信事業へ進出。
楽天 三木谷 浩史
楽天市場を作り上げた人。もともとは銀行マンだった。
経歴のせいか、近年は楽天市場よりも楽天証券などの金融業が活発。
ユニクロ 柳井 正
山口県出身の起業家。実は個人商店の跡継ぎだった。
そのため、本社は山口県にある。
日本電産 永守 重信
企業向けに部品を売っている会社なので知らない人もいるかもしれない。
日本電産は、部品を売っている会社。
業績の悪い企業を買収して再建して成長を続けている。